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山岳地帯の多い日本の地域事情は勾配の付いた傾斜地が多く、平らになるまで切り土したり、盛り土したりして地面を平らに造成して、田畑や宅地として利用していますが、そのままでは雨風で土砂が低い方へ流れ落ち、やがて元の傾斜地に戻ってしまいます。そこで「擁壁」を造作して土砂の流出を防ぎ、上の土地も下の土地も安全に有効に利用が出来るのです。
「土砂崩れ」を防ぐには、75°の角度で石を積みあげます。高い所の土砂が45度の角度で崩れる力の「土圧」に対して、「石」自体の重さ「重力」で、対抗する事でバランスを保っています。石積の重さを支える裏側や下側には、モルタル、栗石や採石などを用いています。雨や地下水で土や砂の流出を防ぐように排水なども考慮されています。
石積みは自然の風合いを同時に楽しめ、ブロック積みやコンクリートの擁壁にはないぬくもりも感じる事が出来ます。また、環境にもやさしい手法なのです。
緩い曲線を描き角を造らないように石積みするのと、上下左右、
隣合わせの石6個と組み合わせて支えて崩落を防いでいます。
角を造る場合には約石で対応します。
300年以上も前に建造された城壁などを見ても、経年変化により石の表面に苔が生えて、時が過ぎ、古くなる程、「迫力」〜「重厚感」〜「風格」が増して楽しめます。
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